読了:もう生まれたくない。
先日借りてきた本。
「もう生まれたくない」 長嶋有著
「まともな家の子供はいない」 津村記久子著
タイトルだけみてると、なんか病んでます。私。(笑)
津村記久子さんは、私が最近はまっている作家さんです。
前向きなタイトルの本もアリだと思うのですが、
ついつい、ネガティブタイトル検索をしています。落ち込んでいるときなんか特に。
そんなネガティブ検索してる時点でヤバい(爆)
「もう生まれたくない」長嶋有著
前に本屋で平積みされていて、ずっと気になっていた本です。
表紙もよく見ると、なんか身近な感じの物が…。
あ、ハッピーターンじゃん。後ろにはハイソフト(キャラメル)の絵があったり。
ネタバレせずに感想書きたいですが、エッセイに近いような?フィクション&ノンフィクション小説です。
テレビやネット、新聞から流れてくる有名人の死のニュース。
最近では西城秀樹さんや高畑勲さんの亡くなったニュースがテレビで流れてきますが
私の身近でも、先々週、夫の伯父が亡くなりまして、あわただしくしていたところです。
同時期に義父(86)も入院(もう元気です。)し、義父さん、長生きしてほしいな…って思っていたところで。
死は遠くにあるようで、身近にあるものだ、と、思ったら当事者になったり、側を通り過ぎていくものなのかも。という印象の本でした。
ハッピーターンやハイソフトや、エアプランツ、テープカッター。輪ゴム。ライター。絶妙な距離感の表紙も、そういう意味なのかな。
「まともな家の子供はいない」津村記久子著
子供(中学生)目線のなんとなく懐かしい話です。
まともな家なんかないって、
どこの親も、めちゃくちゃだし、家にいたくないし、行く場所ないし(図書館か公園しか)お金はないし、お腹すいたし
同級生は学校来ないし
夏休みの宿題は全然やってないし、
中学生…の思春期な嫌な葛藤の部分がノスタルジー。私も昔、そんな事を感じたのかな。
内容は、主人公のセキコ、のお父さんがプライドの高さで職が続かず無職に、お母さんは腫れ物には触れない主義?セキコは家に居たくない。夏休みなので、居場所確保に一生懸命。
つるんでる友達は、お母さんがネット買い物依存症。
夏休みの宿題やればいいのに、なかなか、やらないで写せる友達を探しを考えている…。
面白かったです。